ヒョウです。openfoam関連のtipsを紹介していきたいと思います。
openfoamで流れのシミュレーションを行うとき,blockMesh, snappyHexMeshを使用してfreeCADで作ったstlファイルをジオメトリとして読み込むことは多いと思います。これならすべて無料のソフトで実施可能だからです。(本文作成 2021/4/10)
目次
freeCADでの形状作成では寸法を1/1000倍して作成する
10cm(100mm)の立方体をsnappyHexMeshで読み込みたい場合,freeCADで100μmの立方体を作ることになるということです。blockMeshにて背景となるメッシュを作成したのちに,snappyHexMeshでfreeCADで作成したstlファイルを読み込むとfreeCADで作成したstlファイルの寸法がx,y,z方向に1000倍されます。このことに起因する不具合を回避するためにはfreeCADで作成する形状を1/1000倍することになります。
問題点:freeCADでエッジのフィレット,面取りができない場合がある
数cmの形状をsnappyHexMeshで読み込みたい場合,10μm程度の形状をfreeCAD上で作成することになります。この時,ワークベンチの”part”から立方体などを作ってフィレットや面取りを行う場合,エラーとなりできない場合があります。
対応:sketcherやdraftからフィレットや面取り形状を作成する
エッジのフィレットや面取りをしたい場合はマニュアルで行うということです。
freeCADからエクスポートしたstlファイルをほかのソフトウェア(フリーのメッシャーなど)に読み込んだのちに,そのソフトウェアでエクスポートしたstlファイルを使用しても結果は変わりませんでした。
この対応は結構疲れます。もっと良い方法がわかったら,また掲載します。
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